殺人マンション


【概要】

街外れの高級住宅街にそびえたつ、「佐津神(さつかみ)マンション」。

そのマンションには、隠された秘密があった。

住人と、住人達を取り巻く仲間だけが知っている、その秘密とは。

殺人鬼だけが住むことが許された、殺人鬼専用マンションだという事である。

……通称、「殺人マンション」。

これは殺人鬼たちが愉快痛快に暮らし、殺人を楽しむお話である。

【世界観】

舞台は現代日本を中心とした世界。

この世界において権力者一族として表にも裏にも君臨する「佐津神一族」。

その一族は非常に優秀な者達ばかりだったが、そろいもそろってとてつもない悪癖があった。

それは「殺人鬼」という存在をこよなく愛すること。

「佐津神」家の当主である男は、ある日「佐津神マンション」…否、「殺人マンション」を建設。

そこに自らの力を使って調べあげ、見つけ出した「ルールに則った殺人を行う殺人鬼」を探し出し、

警察などから匿う代わりとして、殺人の様子を眺める為に様々な国などから殺人鬼を呼び込む。

やがて、何十人という殺人鬼たちが、「佐津神マンション」がたつ、仁枝池市に集まることとなった。

【施設】

・仁枝池市(にえいけし)

下記の施設などが揃った某県にある、新しくできた大都市。

権力者一族「佐津神」家が管理しており、非常に厳しい警備や、最新医療器具がそろった病院、

よりどりみどりの観光地、大型ショッピングモールなどと、ありとあらゆる施設などが揃っており、

他の国からもたくさんの観光客などが訪れる。

名門校などもそろっており、非常に人気が高い都市として有名である。

しかし、噂として「殺人鬼が出る」という都市伝説や怪談が何故か噂されており、

オカルト的な要素としても非常に注目されている。

・佐津神マンション(さつかみまんしょん)

高級住宅街に立っており、とてもいい立地や部屋の広さ、高級家具や最新電気機器の取り揃えなど、

高級ホテル顔負けながら入居料が安いと非常に好物件扱いされているが、

複数の条件を満たしていない限り、入居できない使用となっている。

なお、入居条件を満たした者はマンションのオーナーが直々に会いに行き、話を持ち掛けるという噂がある。

その実態は殺人鬼のみ住むことが許された、殺人鬼の為のマンション。

入居者とその関係者のみに知られている通称として、「殺人マンション」という名前が知れ渡っている。

このマンションに入居した殺人鬼たちは、オーナーを始めとした権力者の力によって、

にげず、隠れずに殺人に及べる上に、部屋は最新の電気機器などが揃っているため大喜びの様子。

・釘中病院跡地(くぎうちびょういんあとち)

昔はとても栄えた病院だったが、医療ミスによって取りつぶされた結果、廃墟と化した建物。

この病院をテリトリーにした、有名な怪談の殺人鬼「丑三つ時の釘子さん」がいると噂されている。

実際にこの廃墟ですでに見つかっているだけでも4人の死体が見つかっているらしく、

その死体の死因は全て「釘バットによる撲殺」だとはっきりしている。

しかし、不思議なことにその事件は未解決事件として、迷宮入りしてしまっている。